このビリオン リオネル(BILLION lionel)は、友人でミニベロ専門の通販サイト自転車工房を運営する池永さんが自らそのフレームの図面を引いたものです。
クロモリ、ホリゾンタルのこのフレームは、その明快な設計と、自転車の本場・台湾のフレームビルダーの職人技によって、20インチの小径車としては剛性が高く、軽量で、スポーツ走行を充分に楽しめるように仕上がっています。
フレームカラーは、英国車のブリティッシュグリーンを思わせるモスグリーン。
落ち着いたその色合いが、風格のようなものを感じさせます。ブランドロゴが擦れていることからもわかる通り、多少のヤレは感じますが、元オーナーのお人柄でしょうか、全体的にきれいな状態が保たれています。
ボケて写っていますが、右シートステーにキャットアイの銀メッキタイプのリアリフレクターを保安部品として追加しています。
ありがたいことに、別の友人から7700系のデュラエースのSTIレバーを譲っていただくことができた…トライアスロン仕様のDHバーの先端につけるシフターのバーエンドコントローラーにしたため、これが遊んでいたそう…ので、元々ついていたWレバーから早速こちらに換装しました。
ロードバイクに乗り慣れてる身からすると、やっぱり、ブルホーンバー+ギドネットレバーよりも、このドロハン+STIの方がずっと安心なのですよね〜(*^^*)
STIレバーの取りつけとシフト&ブレーキワイヤーの交換・調整等には、いつもお世話になっている熊本市中央区南熊本のプロショップイワナガ自転車さんにご尽力いただきました。また、イワナガ自転車さんからは、Sun Marcoのサドルとベルもお預かりしています。
STI化で、手元での快適な変速が可能になりました…しかも、9速とはいえ、腐ったとはいえ…腐ってないけど…デュラですから、スポーツ走行がいっそう楽しくなること請け負いです。
フレーム自体に台座になるものがなにもないため、そのままではどうやっても前カゴをつけることは出来ませんから、バンドでフロントフォークに固定できる日東のフロントキャリアFRONT-M18をその足がかりとして使いました。
前カゴ自体も、ヘッド部分の縦のスペースが大きい小径車とはいえ、ドロップハンドルのSTIレバーの操作の邪魔にならない背が低く小振りなものをと探し、ブリジストンのクロスバイク・クロエのものとして用意されたフロントステンレスバスケットBK-CRSUをチョイスしました。
ロードバイクではとうてい望めないこういったアレンジがある程度効くことも、シンプルで自由度が高い小径車ならではの魅力ですよね。
バーテープは、もちろんYUMENO CYCLESさんのサムライバーテープ。
今回、フレームのモスグリーンに合うだろうとマットブラウンとグリーンの#15を選択しました。
巻き方は、2本のバーテープをステム側とエンド側の両方からそれぞれに巻いていき、ブラケットカバーでその接合部を隠すというやり方で、こうやれば、それぞれの巻き始めをバーテープ自体で抑えるため、1本のバーテープをエンド側からだけ巻くのと違って巻き終わりを留めるための化粧テープ、ビニールテープ等が不要で、すっきりした仕上がりになります。
東京在住のYUMENO CYCLESの夢野さんの郷里は、ここ熊本。
昨年末に彼が帰省された折り、このミニベロとTOMOKABANのアトリエで対面いただきました。
夢野さん、実はこのミニベロ=ビリオンの立ち上げ当初から少なからずそれに関わっておいでで、巡りめぐってTOMOKABANにやってきたこの1台に、我が子を見るかのように目を細めておいででした。
サドル下にはもちろん、お馴染みの、みつご洋品店さんの雨合羽を着たまめぞう屋さんのTOMOKABANオリジナルまめてると、これまたTOMOKABANが懇意にしていただいている浮島神社の自転車お守り(ジテツウお守りバージョン)がぶら提がっています。
この日は風がけっこうあって、まめてるも心なし以上にそよいでますね〜(*^^*)
そうそう、シートポストクランプをTIOGAのクイックレリーズのものに交換して、ある程度の体格差がある複数名でもこの1台をシェアできるようにしました。
このリオネル、ミニベロならではのレイアウトの自由さのお陰げでしょうか、一般的なロードバイクよりもシートチューブが若干寝ていることもあって、厳密にでなければ体格差への対応は行いやすいように感じます。
この辺り、フレームを設計した自転車工房の池永さんの先見の明…というより、自転車ユーザーならではのこだわりを感じずにいられませんね。
この日は風がけっこうあって、まめてるも心なし以上にそよいでますね〜(*^^*)
そうそう、シートポストクランプをTIOGAのクイックレリーズのものに交換して、ある程度の体格差がある複数名でもこの1台をシェアできるようにしました。
このリオネル、ミニベロならではのレイアウトの自由さのお陰げでしょうか、一般的なロードバイクよりもシートチューブが若干寝ていることもあって、厳密にでなければ体格差への対応は行いやすいように感じます。
この辺り、フレームを設計した自転車工房の池永さんの先見の明…というより、自転車ユーザーならではのこだわりを感じずにいられませんね。
今回チョイスしたサコッシュは、sacoche for(サコッシュ・フォー)マルチカラーのなかでも特に人気が高い、サックス+ブラック+グレー(サックス+)。
それを、イタリアの老舗チューブメーカーCOLUMBUSの黒いパーカーと合わせてみました。
画像ではわかりにくいかと思いますが、サスペンダークリップでのクロスストラップ機能が効いているこのsacoche for、こういったドロップハンドル車でも前に垂れ下がることがなく快適に使用することができます。
やってきてすぐから、TOMOKABANカラーに変化し続けているこの1台。
別の1台用のつもりで入手していた三ヶ島のBM-7(復刻版でシルバーのイカしたやつ)があるので、ペダルをそれに換えるのは織り込み済みなのですが、現在ついている9速TIAGRAのリアディレイラーや、前テクトロ、後TIAGRAのショートリーチのキャリパーブレーキをSTIに合わせて77系デュラエースで揃えたいな〜なんて妄想を抱いています。
ちなみに、チェーンリングは58-44Tというミニベロ仕様なので、径が大きい用の
フロントディレイラーも含めてそこら辺のデュラ化はないですよねぇ(^_^;)
でも、寄ってたかってこの1台を皆んなでいじり倒してもええんやで(●^◇^●)
そんな余談はひとまず…いや、けっこうなのマジですが(;´∀`)ゞ…置いといて…
縁あってTOMOKABANにやってきた、このおしゃれミニベロ。
この先も、TOMOKABANにとって切っても切れない大切な1台になっていくことでしょう。