2014年4月29日火曜日
2014年4月28日月曜日
北九州からおいでいただきました。
2014年4月24日木曜日
2014年4月22日火曜日
襷(たすき)がけで、いざ鎌倉!
襷(たすき)といえば、そもそもは和装の際に袖や袂が邪魔にならないようにたくし上げるためのもので、一本の紐を肩から脇にかけて通し背中で十字に交差させて使用します。
洋装が一般的となって和装があまり見られなくなってからは、駅伝などでリレーする際に斜めにかけて使う綾襷(あやだすき)の方が知られていて、「いざ鎌倉!」といった場面で襷をかける姿は映画やお芝居といった世界で見ることの方が多いのではと思います。
ショルダーバッグなどを斜めがけにすることを襷がけと呼ぶのはこの綾襷からきていて、実用的なことはもちろん、ファッションのひとつとしても取り入れられていることは皆さんご存知の通りです。
自転車の世界で襷がけに使うバッグといえばメッセンジャーバッグが知られていますが、それが今日の様に普及したのは、プロのメッセンジャー(自転車による文書などの配達を業務とする者)たちがペダリングをスームズに行うためにクロスストラップと呼ばれる紐でバッグ本体を身体に固定する工夫をしたことが大きいといえるでしょう。
そのクロスストラップをシンプルな形でサコッシュに取り入れたのが、TOMOKABANのsacoche for(サコッシュ・フォー)。
洋装が一般的となって和装があまり見られなくなってからは、駅伝などでリレーする際に斜めにかけて使う綾襷(あやだすき)の方が知られていて、「いざ鎌倉!」といった場面で襷をかける姿は映画やお芝居といった世界で見ることの方が多いのではと思います。
ショルダーバッグなどを斜めがけにすることを襷がけと呼ぶのはこの綾襷からきていて、実用的なことはもちろん、ファッションのひとつとしても取り入れられていることは皆さんご存知の通りです。
自転車の世界で襷がけに使うバッグといえばメッセンジャーバッグが知られていますが、それが今日の様に普及したのは、プロのメッセンジャー(自転車による文書などの配達を業務とする者)たちがペダリングをスームズに行うためにクロスストラップと呼ばれる紐でバッグ本体を身体に固定する工夫をしたことが大きいといえるでしょう。
そのクロスストラップをシンプルな形でサコッシュに取り入れたのが、TOMOKABANのsacoche for(サコッシュ・フォー)。
sacoche for(サコッシュ・フォー)ならば、ストラップの端のサスペンダークリップを背中に回したサコッシュ本体に留めれば、上の画像の様にズレることなく身体に固定されるのです。
TOMOKABANでは、このクロスストラップを「襷(たすき)」と呼んでいこうと考え、sacoche for(サコッシュ・フォー)のそれはもちろん、5月に発表する予定の新しいアイテムでそのことを提案したいと計画しています。
自転車に跨って漕ぎだす時に、「襷(たすき)」をかけてみると気分が引き締まる気がしませんか?
2014年4月19日土曜日
自転車を描くのは難しくない?
自転車で使うサコッシュをつくっているので、写真はもちろん、イラスト等の自転車のビジュアルを使う機会がなにかと多いTOMOKABANです。河原町のアトリエの軒先に出すためにほぼ毎日描いているカンバンのチョーク絵も、その題材として自転車を描くことがかなり多くなります。
車輪の円の中心がハブになるので、後輪のそこから後三角(フレームの後ろ部分)を描くとクランクの中心(ボトムブラケット)の位置が自ずと決まり、シートチューブを上に延長するとサドルの位置が自然に決まってくれます。
前輪の中心からフロントフォークを伸ばして、ヘッド部分とステムを描いて、ヘッド部分に後三角から伸ばした2本の線をヘッド部分に繋いで前三角を形成し、ハンドルを描いてやると、あら不思議、自転車の基本形ができあがってしまうのです。
あとは、ハンドルの握り部分に手首を、ペダル部分に足首を、サドルにお尻を描いてやると、人物の姿勢も決まってくれるのです。
そうやって描いたのが、例えばこのカンバン絵。
自転車の絵とか、なんだか複雑そうで面倒くさそう…ましてやそれにひとが乗ってるところなんてどう描けばいいかわからない…そう感じる方も少なくないことでしょう。
いえ、やってみると実はそれほど難しくないのです。
自転車を描くには、まず前後の車輪の位置を決めて…ここで前後のバランスが崩れると描こうと思う自転車にはならないので、しっかりと描きます。車輪の円の中心がハブになるので、後輪のそこから後三角(フレームの後ろ部分)を描くとクランクの中心(ボトムブラケット)の位置が自ずと決まり、シートチューブを上に延長するとサドルの位置が自然に決まってくれます。
前輪の中心からフロントフォークを伸ばして、ヘッド部分とステムを描いて、ヘッド部分に後三角から伸ばした2本の線をヘッド部分に繋いで前三角を形成し、ハンドルを描いてやると、あら不思議、自転車の基本形ができあがってしまうのです。
あとは、ハンドルの握り部分に手首を、ペダル部分に足首を、サドルにお尻を描いてやると、人物の姿勢も決まってくれるのです。
そうやって描いたのが、例えばこのカンバン絵。
風に抗う前傾姿勢なのでちょっと難しそうに見えますが、上記の基本をおさえて描けば意外と骨を折ることがありません。
あなたも、自転車イラストに挑戦してみませんか?
2014年4月18日金曜日
TOMOKABANがテレビに登場しました
昨日書いたテレビの件ですが、本日放映されました。
地元のRKK熊本放送「夕方いちばん」という人気夕方ワイド番組がそれで、その名物コーナーである「マッキーのはな」の中で、TOMOKABANのsacoche for(サコッシュ・フォー)が紹介されたのです。登場したのは、今回の特集「サイクリングしちゃいました嘉島町編」の中の浮島神社でのひとコマ。
番組の中では、自転車市庭のこともしっかり告知されていました。
自転車お守りの紹介に続いて行われた自転車交通安全祈祷のあとで、TOMOKABANのsacoche for(サコッシュ・フォー)が、井王さんからのプレゼントというカタチで登場。
まるきりのサプライズで手渡したサコッシュをマッキーさんに喜んでいただけたこと、この後のサイクリングのシーンでもずっとサコッシュを背負っていてくれたこと、本当に嬉しく思っています。
地元のRKK熊本放送「夕方いちばん」という人気夕方ワイド番組がそれで、その名物コーナーである「マッキーのはな」の中で、TOMOKABANのsacoche for(サコッシュ・フォー)が紹介されたのです。登場したのは、今回の特集「サイクリングしちゃいました嘉島町編」の中の浮島神社でのひとコマ。
番組の中では、自転車市庭のこともしっかり告知されていました。
自転車お守りの紹介に続いて行われた自転車交通安全祈祷のあとで、TOMOKABANのsacoche for(サコッシュ・フォー)が、井王さんからのプレゼントというカタチで登場。
まるきりのサプライズで手渡したサコッシュをマッキーさんに喜んでいただけたこと、この後のサイクリングのシーンでもずっとサコッシュを背負っていてくれたこと、本当に嬉しく思っています。
こうやってテレビでとりあげられたのも、浮島神社の井王さんの計らい、出演者のマッキーさんをはじめとした番組スタッフの力添え…そして、それらすべてを繋ぐ自転車の縁…その縁に、とても感謝しています。
2014年4月17日木曜日
4月18日の16:00からOAです
しいたけを買いました
河原町に野菜の行商がきたので、しいたけを買い求めました。
袋いっぱいに詰め放題で、なんと300円。
なんでも、阿蘇の小国町で自分たちでつくった野菜を、姉妹ふたりで売り歩いているのだとか。
ギャルがつくって、ギャルが売る野菜というのがコンセプトのようです。
頑張って欲しいですね。
ロックなミシン
いま試作しているサコッシュには、ロックミシンを使用しています。
ロックミシンとは、ジーンズの縫製などでお馴染みの布の端を切りながらかがるために用意された専用ミシンです。
このロックミシン、この作業では3本の糸を使っていますが、上下の糸調子の調整が面倒でなかなか手ごわいやつです。
使っているロックミシンは、設計は古くても、いまでも現役で売られているもの。
長く世の中にあるからには、それだけ信頼が厚い道具なのでしょうから、しっかりと使いこなしていかなくちゃいけませんね。
ロックミシンとは、ジーンズの縫製などでお馴染みの布の端を切りながらかがるために用意された専用ミシンです。
このロックミシン、この作業では3本の糸を使っていますが、上下の糸調子の調整が面倒でなかなか手ごわいやつです。
使っているロックミシンは、設計は古くても、いまでも現役で売られているもの。
長く世の中にあるからには、それだけ信頼が厚い道具なのでしょうから、しっかりと使いこなしていかなくちゃいけませんね。
2014年4月16日水曜日
遅れてきたフライヤーづくり
これまでも商品のパッケージに同梱するリーフレットはあったんですが、店舗などに置いて製品の案内をするものがなかったので、遅ればせながら制作しています。
sacoche forひとつとってもその製品へのわたしたちの認識が変化し続けていて、コレダ!といった案内がつくれずにいたのです。
とはいえ、まだまだ変化は続いているためリーフレットにしても印刷に出せずにいて、品位は落ちるのですがBJプリンタで1枚づつ出力するという家内制手工業を地でいってます。
あ、サコッシュの製作も、まるきり家内制手工業でしたw
自転車市庭のフライヤーもそうなのですが、TOMOKABANではこんなデザインの仕事もやっています。
あ、サコッシュの製作も、まるきり家内制手工業でしたw
自転車市庭のフライヤーもそうなのですが、TOMOKABANではこんなデザインの仕事もやっています。
イラスト制作などもできますので、お気軽にお声かけください。
地味だけど重要な作業
たかがボタンつけですが、ひとの手に渡るものに施すそれは自分のシャツのボタンをつけ直すのとはわけが違います。
しっかりと、確実に。
特に今回は力がかかる部分での使用ですから、そこで不具合が起きるようでは困ってしまいます。
もちろん、すべてに丈夫な素材を使っているので大きな心配はしていませんが、だからこそひとの手作業が確実である必要があるのです。
しかし、目が疲れる…
しっかりと、確実に。
特に今回は力がかかる部分での使用ですから、そこで不具合が起きるようでは困ってしまいます。
もちろん、すべてに丈夫な素材を使っているので大きな心配はしていませんが、だからこそひとの手作業が確実である必要があるのです。
しかし、目が疲れる…
自転車市庭のトップ画像ができました
TOMOKABANがお手伝いしている、自転車市庭Vol.3@浮島神社のFacebookイベントページのトップ画像が更新されました。
自転車市庭Vol.3には前回までと同じくTOMOKABANも出店しますので、何卒よろしくです。
自転車市庭Vol.3には前回までと同じくTOMOKABANも出店しますので、何卒よろしくです。
カラスにご用心
所用を済ませてアトリエに自転車で戻っていたTOMOKABANスタッフが、カラスの襲撃を受けました。しかも、2名が次々に。
自転車で歩道を走っていたら、まず後方の1名が悲鳴を上げ、それに気づいて振り向いたもう1名もあろうことか襲われました。
カラスは後方から飛んできて、まず後方の1名の後頭部を鷲掴みにし、そのまま前方の1名の頭部を掴んで飛び去っていったのです。
カラスの被害についてはよく見聞きしますが、まさか自分たちがそんな目に遭うとは夢にも思いませんでした。
このカラス、恐らくわたしたちを捕食しようとしたものと見られ、連れ去られることがなくて本当によかったと思わざるを得ません。
自転車で歩道を走っていたら、まず後方の1名が悲鳴を上げ、それに気づいて振り向いたもう1名もあろうことか襲われました。
カラスは後方から飛んできて、まず後方の1名の後頭部を鷲掴みにし、そのまま前方の1名の頭部を掴んで飛び去っていったのです。
カラスの被害についてはよく見聞きしますが、まさか自分たちがそんな目に遭うとは夢にも思いませんでした。
このカラス、恐らくわたしたちを捕食しようとしたものと見られ、連れ去られることがなくて本当によかったと思わざるを得ません。
ボタンホールはあせらない
昨日書いた通り、新しいサコッシュ製品にボタンを使用します。
ボタンを使うためには、ボタンを通すためのボタンホールが必要で、TOMOKABANでもミシンにボタンホーラーというボタンホールをかがるためのアタッチメントを装着して作業中。
画像では手を添えていますが、このボタンホーラー、セットさえしてしまえば勝手にボタンホールをつくってくれるスグレモノなのですが、勝手がわからないうちは上手くセッテイングできなくて、幾度ミシン針を折ったことか…
ひとつのボタンホールをかがっている最中に針が折れると、ジ・エンド…そこで中断して途中までできた部分の糸を全部解いてやり直さなければなりません。
針を折ることはめっきりなくなったものの、調子に乗ってミシンを踏む速度をオーバーさせてしまうとそうなる可能性も残されていて…
ひと穴、ひと穴、慎重に開けています。
ボタンを使うためには、ボタンを通すためのボタンホールが必要で、TOMOKABANでもミシンにボタンホーラーというボタンホールをかがるためのアタッチメントを装着して作業中。
画像では手を添えていますが、このボタンホーラー、セットさえしてしまえば勝手にボタンホールをつくってくれるスグレモノなのですが、勝手がわからないうちは上手くセッテイングできなくて、幾度ミシン針を折ったことか…
ひとつのボタンホールをかがっている最中に針が折れると、ジ・エンド…そこで中断して途中までできた部分の糸を全部解いてやり直さなければなりません。
針を折ることはめっきりなくなったものの、調子に乗ってミシンを踏む速度をオーバーさせてしまうとそうなる可能性も残されていて…
ひと穴、ひと穴、慎重に開けています。
2014年4月15日火曜日
Facebookもやってます!
Facebookページでも、TOMOKABANの情報を日々更新中です。
看板…名付けてトモカンバン。
黒板にチョークを使っての、もちろん手描きです。
ネタは、身の回りの出来事、今日は何の日?…などなど。頭を悩ませ、苦心しながら描いています。
黒板にチョークを使っての、もちろん手描きです。
ネタは、身の回りの出来事、今日は何の日?…などなど。頭を悩ませ、苦心しながら描いています。
最近では、実物の看板を拝見していただいた方、Facebookページで同じように目にしていただける方から、異口同音に励ましのお言葉をいただけるようになって、ちょっとありがたい気持ちになっています。
Facebookページでは、TOMOKABANに関する情報、TOMOKABANにご来店いただいたお客様のこと、お取り扱いいただいているお店の情報…などなど、このブログとはまた少し違った情報を発信しています。
ぜひご覧ください!
掲載情報 @PROMENADER Bicycles & Wear
sacoche forをお取り扱いいただいている福岡市中央区のサイクルショップ・PROMENADER Bicycles & Wearさんのブログで、sacoche forをご紹介いただきました。
ボタン選びは現在進行形
sacoche forとは別の、次なるサコッシュのプロジェクトが進行しています。
サイズはもちろんのこと、色、素材、加工のされ方、穴の数など、用途や見せ方によって、様々なボタンがあります。
それはもう、細かく見続けていると時間が経つのも忘れるほど。
まだ発表できる段階ではないので、詳しくお話しできなくて残念です。
製品としてカタチが整うまで、いま暫くお待ちください。
製品としてカタチが整うまで、いま暫くお待ちください。
現在、その製品に使用するボタンを選んでいます。
サンプル帳5冊で3,000個ほどにもなるボタンの実物サンプルを見ながら、これはどうだろう?こっちがいいかも?と選ぶ作業は、その量の多さに気が遠くなりますが、一方でとても楽しい作業です。
洋服などを着ることで、普段なに気なく身につけているボタン。
それはもう、細かく見続けていると時間が経つのも忘れるほど。
普段、なかなかじっくり見ることのないボタンですが、こうやってものづくりの過程の中でボタンと向き合うと、いっこいっこにそれをつくったひとの想いが込められているような気がしてきます。
そう、いつしかボタンが顔に見えてくるのです。
ボタン選びは骨の折れる作業ですが、顔を選ぶのに手を抜くわけにはいきません。
そう、いつしかボタンが顔に見えてくるのです。
ボタン選びは骨の折れる作業ですが、顔を選ぶのに手を抜くわけにはいきません。
お楽しみに!
2014年4月14日月曜日
クロスストラップ使いが便利な「大きなポケット」sacoche for(サコッシュ・フォー)について
サコッシュとは、ツール・ド・フランスなどのサイクルロードレースでほんの一時も足を着くことことなく一日200kmにも及ぶ距離を走行する選手に補給食などを手渡すための布製の簡単な袋で、受け取った選手はこれを襷がけにして中のものを口にして、それが終われば路肩に捨ててしまいます。いわば使い捨ての袋なのですが、これがどうして、わたしたちのようなホビーサイクリストが使ってもなかなか便利なものでした。
ところが、いかんせんサコッシュは簡単な袋に過ぎません。丸めてバックポケットにでも突っ込んでおいて、いざ必要となって使う分には我慢できるのですが、普段から使うにはサコッシュはなんとも心もとないものでした。
それをもっとしっかりとつくりこんだ製品も世の中にはありますが、それらはコンパクトなショルダーバッグ、若しくはメッセンジャーバッグといった印象で、わたしたちが考えるサコッシュ本来の姿とは異なるものに映りました。
そこで、もっとサコッシュらしい身軽さを持ち、なおかつしっかりしたものはできないかと考えてつくったのが、TOMOKABANのsacoche for(サコッシュ・フォー)
なのです。
サイクルロードレースで使われるサコッシュは、布の袋に同じく布のショルダーストラップが縫いつけられたもので、ストラップの長さ調整をしたいと思った場合、その途中で結くぐらいしか手がありません。仮にストラップの長さを短くしても、胸側にぶら下がってきて、本体がペダリングする膝に当たって邪魔になってしまいます。
サイクルロードレースの補給は短時間で終わるためその間だけサコッシュが邪魔になったとしても目をつぶることができるでしょうが、わたしたちが長時間サイクリングを行おうとすると、サコッシュが邪魔になっては快適性が損なわれてしまいます。
sacoche for(サコッシュ・フォー)の開発は昨年2013年の夏頃から始められ、同年11月24日の自転車市庭Vol.1.5で製品として披露することになりました。
その時点では、ロードバイクなどの前傾姿勢で使う際にはストラップを出来るだけ短く調整してサコッシュ本体を背中側に回してペダリングの邪魔にならないようすればいいと考えていました。
ところが、実際に使ってみると、どんなにストラップを短くしていても、背中に回していたサコッシュ本体がいつの間にかおなか側にズレてきて、微妙ではあれペダリングする膝に当たることがわかったのです。これでは本格的な走行を行う際には適してはおらず、結局、 sacoche for(サコッシュ・フォー)はサコッシュ風のショルダーバッグ、ポシェットの類と見なされ、本格的なロードバイク愛好者を満足させるに至りませんでした。
本年2月に福岡市中央区のPROMENADERさんを訪ねた際にも、オーナーの小原さんにその点を指摘されました。「自転車用を標榜するなら、クロスストラップを付属させ、背中からズレない工夫をするべきだ」と。
そもそもシンプルにをモットーに製品化したsacoche for(サコッシュ・フォー)ですから、それに別パーツでクロスストラップを付けることは大きく躊躇われました。ましてや、そのころ考えていたクロスストラップはメッセンジャーバッグの代表として知られるTIMBUK2などで見られる両端にナスカンと呼ばれる連結のためのパーツと長さ調整を行うバックルが付いたもので、sacoche for(サコッシュ・フォー)に用いるにはシンプルさに欠けると感じていたのです。
ところが、そのクロスストラップの機能を、わたしたちがそうと気づかなかっただけで、sacoche for(サコッシュ・フォー)はすでに実装していたのです。
3月2日に行われた熊本県サイクリング協会主催の天草下島一周サイクルマラソンに、TOMOKABANスタッフのひとりがボランティアスタッフとして参加して、Bコース96kmを伴走することになりました。
イベントで伴走する際にsacoche for(サコッシュ・フォー)を背負っていたのですが、どんなにストラップを短くしてもやはり背中からズレてきて膝に当たってしまう…どうやったらズレずに固定できるのかと考えて、その時初めて上で紹介したサスペンダークリップを本体の左下隅に留める装着方法を試してみたのです。
そうしたところ、実に快適、なんのストレスも感じないまま…その日の苓北の向かい風はとんでもないものでしたが…96kmの距離を難なく走り切ることができ、机上で考えるものと実際の前線のそれは大きく違うのだと身を持って知ることになりました。
「すべての自転車ユーザーに『大きなポケット』を」というわたしたちのスローガンをカタチにした、TOMOKABANのsacoche for(サコッシュ・フォー)。快適なサイクリングの一助になればと、サイクリストのひとりとして願うばかりです。
ところが、いかんせんサコッシュは簡単な袋に過ぎません。丸めてバックポケットにでも突っ込んでおいて、いざ必要となって使う分には我慢できるのですが、普段から使うにはサコッシュはなんとも心もとないものでした。
それをもっとしっかりとつくりこんだ製品も世の中にはありますが、それらはコンパクトなショルダーバッグ、若しくはメッセンジャーバッグといった印象で、わたしたちが考えるサコッシュ本来の姿とは異なるものに映りました。
そこで、もっとサコッシュらしい身軽さを持ち、なおかつしっかりしたものはできないかと考えてつくったのが、TOMOKABANのsacoche for(サコッシュ・フォー)
なのです。
サイクルロードレースで使われるサコッシュは、布の袋に同じく布のショルダーストラップが縫いつけられたもので、ストラップの長さ調整をしたいと思った場合、その途中で結くぐらいしか手がありません。仮にストラップの長さを短くしても、胸側にぶら下がってきて、本体がペダリングする膝に当たって邪魔になってしまいます。
サイクルロードレースの補給は短時間で終わるためその間だけサコッシュが邪魔になったとしても目をつぶることができるでしょうが、わたしたちが長時間サイクリングを行おうとすると、サコッシュが邪魔になっては快適性が損なわれてしまいます。
sacoche for(サコッシュ・フォー)は、上の画像のようにストラップの端についたサスペンダークリップをサコッシュ本体の左下に取り付ければ、3本になったストラップが下の画像の様に胸元でクロスして腰の部分で身体に固定されます。
ストラップは左肩と左右の腰の3点で固定されてますから、左肩からズレ落ちないようにバックルを使って長さ調整を行えばきれいに安定します。
仮に上の画像の向かって右下に伸びているクロスストラップにあたる部分が多少緩くなっても、サコッシュ本体は下の画像のようにお腹の方まで回り込むことがなくペダリングやサドルへの乗り降りの邪魔にはなりません。
このように、ロードバイクで使用しても快適であることが、sacoche for(サコッシュ・フォー)の最大の魅力だといえます。
こうやって襷がけに背負うタイプのショルダーバッグ、そうメッセンジャーバッグなどには、自転車での使用がしやすいようにクロスストラップと呼ばれるパーツが付いていることは多くの方がご存知だと思います。
TOMOKABANのsacoche for(サコッシュ・フォー)が画期的なのは、多くの場合別パーツになっているクロスストラップを1本のストラップとしてシンプルにまとめた点にあります。
実はこのストラップ、最初からこう使うために用意されたものではありませんでした。
多くのショルダーバッグ…斜めがけするバッグ…は、そのストラップの片側がバックル(長さ調整を行うためのパーツ)から折り返して、ふた重になっています。しかし、その仕様はシンプルが売りのsacoche forには不要だろうと考えたわたしたちは、バックルから先の部分をだらりと垂れさせることにしたのです。また、このやり方ならストラップの長短の調整幅が大きいこともあってそうしたのです。
ところが、そうすると胸元から垂れ下がった部分が邪魔で、下手をすればフロントブレーキなどに絡まる恐れもあって、これはありがたいことではありませんでした。
そこで、その部分が垂れないようにどこかに固定してやろうと工夫したのが、下のサスペンダークリップでした。
このサスペンダークリップ、元来ズボン吊りなどに使われているパーツなのですが、お辞儀させるように中折れさせると開き真っ直ぐに戻すと閉じるという単純な機構が、余ったストラップの先をどこかに固定するという用途にまさにうってつけでした。
その時点では、ロードバイクなどの前傾姿勢で使う際にはストラップを出来るだけ短く調整してサコッシュ本体を背中側に回してペダリングの邪魔にならないようすればいいと考えていました。
ところが、実際に使ってみると、どんなにストラップを短くしていても、背中に回していたサコッシュ本体がいつの間にかおなか側にズレてきて、微妙ではあれペダリングする膝に当たることがわかったのです。これでは本格的な走行を行う際には適してはおらず、結局、 sacoche for(サコッシュ・フォー)はサコッシュ風のショルダーバッグ、ポシェットの類と見なされ、本格的なロードバイク愛好者を満足させるに至りませんでした。
本年2月に福岡市中央区のPROMENADERさんを訪ねた際にも、オーナーの小原さんにその点を指摘されました。「自転車用を標榜するなら、クロスストラップを付属させ、背中からズレない工夫をするべきだ」と。
そもそもシンプルにをモットーに製品化したsacoche for(サコッシュ・フォー)ですから、それに別パーツでクロスストラップを付けることは大きく躊躇われました。ましてや、そのころ考えていたクロスストラップはメッセンジャーバッグの代表として知られるTIMBUK2などで見られる両端にナスカンと呼ばれる連結のためのパーツと長さ調整を行うバックルが付いたもので、sacoche for(サコッシュ・フォー)に用いるにはシンプルさに欠けると感じていたのです。
ところが、そのクロスストラップの機能を、わたしたちがそうと気づかなかっただけで、sacoche for(サコッシュ・フォー)はすでに実装していたのです。
3月2日に行われた熊本県サイクリング協会主催の天草下島一周サイクルマラソンに、TOMOKABANスタッフのひとりがボランティアスタッフとして参加して、Bコース96kmを伴走することになりました。
イベントで伴走する際にsacoche for(サコッシュ・フォー)を背負っていたのですが、どんなにストラップを短くしてもやはり背中からズレてきて膝に当たってしまう…どうやったらズレずに固定できるのかと考えて、その時初めて上で紹介したサスペンダークリップを本体の左下隅に留める装着方法を試してみたのです。
そうしたところ、実に快適、なんのストレスも感じないまま…その日の苓北の向かい風はとんでもないものでしたが…96kmの距離を難なく走り切ることができ、机上で考えるものと実際の前線のそれは大きく違うのだと身を持って知ることになりました。
「すべての自転車ユーザーに『大きなポケット』を」というわたしたちのスローガンをカタチにした、TOMOKABANのsacoche for(サコッシュ・フォー)。快適なサイクリングの一助になればと、サイクリストのひとりとして願うばかりです。
(Written by TOMOKABAN)
2014年4月12日土曜日
サムライバーテープを巻いてみた
スタッフの通勤用ANCHORに、サムライバーテープを巻いてみました。
サムライバーテープは、日本の伝統工芸品に新たな価値を見出したYumeno Cyclesさんが提案する自転車用のバーテープで、真田家由来の「真田がつくった強い紐」として現代まで伝わる真田紐でつくられています。
サムライバーテープは、日本の伝統工芸品に新たな価値を見出したYumeno Cyclesさんが提案する自転車用のバーテープで、真田家由来の「真田がつくった強い紐」として現代まで伝わる真田紐でつくられています。
いわゆるクラシカルなコットンバーテープなのですが、その風合いと佇まいは他ではけっして見られないもの。
驚くほどしっかりつくられているのに繊細な彩りを持っていて、まさに日本が産んだ伝統の技が感じられる逸品です。
このサムライバーテープ、Yumeno Cyclesさんが提案されているようにビンテージバイクなどに合わせると和と洋の調和が美しい1台が組み上がります。
驚くほどしっかりつくられているのに繊細な彩りを持っていて、まさに日本が産んだ伝統の技が感じられる逸品です。
このサムライバーテープ、Yumeno Cyclesさんが提案されているようにビンテージバイクなどに合わせると和と洋の調和が美しい1台が組み上がります。
2014年4月11日金曜日
2014/04/11@白川河岸
夏日になるかと思えた気候の中、近くの白川河川敷へ出かけました。
クロスストラップを調整して。
このぐらいのフィッティングでも、ペダリングの邪魔にはなりません。
白いダイコン菜の花が、とてもきれいでした。サイクリングに出発です。
ちょっと走らせただけで、汗ばむほどの陽気でした。
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