2014年4月19日土曜日

自転車を描くのは難しくない?

自転車で使うサコッシュをつくっているので、写真はもちろん、イラスト等の自転車のビジュアルを使う機会がなにかと多いTOMOKABANです。河原町のアトリエの軒先に出すためにほぼ毎日描いているカンバンのチョーク絵も、その題材として自転車を描くことがかなり多くなります。
自転車の絵とか、なんだか複雑そうで面倒くさそう…ましてやそれにひとが乗ってるところなんてどう描けばいいかわからない…そう感じる方も少なくないことでしょう。
いえ、やってみると実はそれほど難しくないのです。
自転車を描くには、まず前後の車輪の位置を決めて…ここで前後のバランスが崩れると描こうと思う自転車にはならないので、しっかりと描きます。
車輪の円の中心がハブになるので、後輪のそこから後三角(フレームの後ろ部分)を描くとクランクの中心(ボトムブラケット)の位置が自ずと決まり、シートチューブを上に延長するとサドルの位置が自然に決まってくれます。
前輪の中心からフロントフォークを伸ばして、ヘッド部分とステムを描いて、ヘッド部分に後三角から伸ばした2本の線をヘッド部分に繋いで前三角を形成し、ハンドルを描いてやると、あら不思議、自転車の基本形ができあがってしまうのです。
あとは、ハンドルの握り部分に手首を、ペダル部分に足首を、サドルにお尻を描いてやると、人物の姿勢も決まってくれるのです。
そうやって描いたのが、例えばこのカンバン絵。
風に抗う前傾姿勢なのでちょっと難しそうに見えますが、上記の基本をおさえて描けば意外と骨を折ることがありません。
あなたも、自転車イラストに挑戦してみませんか?